スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

音楽評論家 ノ・ジュンヨン氏 『XIA・TARANTALLEGRA』 レビュー

XIA - Tarantallegra



以前にも指摘したことがあるが、ボーカリストとしてキム・ジュンスが持って生まれた能力はこれ以上言う必要がないほどに明白だ。すっきりとした音処理、曲を完璧に理解して歌う責任感、そしてジャンルを問わず出てくるボイスのスペクトルまで。先日筆者がTwitterを通じて指摘した "全身で歌う" という言葉は、こうして出てくるのだ。このようなボーカリストとしての才能はすでに様々な公演で証明され、アルバムからも十分に大衆に見えるようになり、確立した歌唱力を必要とするミュージカルの舞台で再び認められた。この部分においては疑問の余地がないので長い修飾語を乱発するのが不必要なようだ。今私たちに必要なのは彼の最初のソロ・プロジェクトに対する話なので。要点のみを述べるとして本題に入ってみよう。



彼の初めてのソロアルバム [Tarantallegra] を貫く話題は "完璧" である。どの程度まで見せられるか、また、どれ程までに今まで見せてきた色を脱して何か新しい成果を大衆に提示するのか。もちろんそのためにはより良い完璧さが必要なるのである。ともすれば全体的なコンセプトがダメになる、この部分のためにキム・ジュンス本人も相当な負担感を抱いたのは明らかだ。しかしアルバム全体を聴いてみると、キム・ジュンスは負担感をアーティストが感じるべき宿命に置き換えた。一つ一つ紡ぎあげる手工芸品のように、トラック一つ一つにキム・ジュンスの息吹が見えるからだ。 Tarantallegraという言葉は踊らせる魔法の呪文だというが、筆者の考えでは踊らせる呪文というよりは音楽的に感じる多様な興味を引き出す呪文と見るのが良さそうだ。




アルバムを聴いてみると、最も驚くべき点は脱歌謡化を目指したように多様に繰り広げられる音楽だ。自身の得意なジャンル、また自身が関心のあるジャンルに限定されず、音楽という大きな枠組みでアルバムを構想した抱負が伺える部分だが、興味深いのはキム・ジュンスがこんなに多様なジャンルの大部分を直接手がけたということだ。先行公開された "Tarantallegra" は聴いた瞬間センセーションを引き起こす曲だ。キム・ジュンスが直接作曲と編曲を担当したこの曲は、ビートと楽器が完璧な調和を成してブラックホールに吸い込まれていくような感じを伝えてくれる。フローシク(Flowsik)の重低音ラップが印象をより一層強くしてくれる優れた薬味であり、MVで見れる振付とキム・ジュンスのカリスマは曲を一層安定的に作ってくれる優れた要素だ。 "Set Me Free" は挑戦の結果である。現在ヨーロッパで風を起こしているジャンルである "ハンズ・オブ・エレクトロニック" を借用したが、かなり速いBPMと交わるシンセサイザーとギターラインが派手ながらも鈍重なアイロニーある感じをかもし出している。こういう独特の感じがリスナーにはキム・ジュンスを差別化させる良い要素として作用するだろう。特に起承転結が明確な構成はドラマチックなフィールをきちんと伝えるが、それ自体が一方のミュージカルで感じられるほど強烈な叙事構造を備えている曲だと感嘆詞が自ずと炸裂する。キム・ジェジュンがプレゼントした "No Gain" はトレンドの最前線でキム・ジュンスを語ってくれる。ポップ的な感じが強いビートが引っ張っていくメロディーはキム・ジュンスのボイスが持つ魅力を最大化するが、やはり彼をよく知る人が授けた曲だと格別だという考えを消すことはできない。 "サランイ シルタグヨ (愛がいやなんです)" は先日言及したように彼のボイスカラーが持つスペクトルをそのまま読むことができる曲だ。リスナーの失われた感受性も取り戻してくれるようなこの曲は、今後の彼のボーカルの力量を言う時、末永く引き出して見るプレイリストに位置付くのではと思う。




"ドルゴ ドラド (回り回って)" と "Fever" が伝える一味違う感覚も良いが、アルバムの緊張感を演出するトラックはやはり "Intoxication"と "Lullaby" ではないかと思う。 "Intoxication" がセクシーでありながらセンセーションな緊張感を演出するならば "Lullaby" はレトロサウンドで緊張感を加える。特に "Lullaby" はグルービーな感じをもとにビンテージなサウンド構成を見せてくれてポップ界を強打したレトロトレンドまで思い出させるのに、完成度の面で非常に気を使ったとみられ彼の音楽的才能に対する部分をもう一度感じさせてくれるトラックだ。最後のトラックに位置している "イスルル モグムン ナム (露を宿した木)" は、本当に卓越した構成の産物である。アルバム全体がリスナーを思いのままにするのがセンスある構成の目的ならば "イスルル モグムン ナム (露を宿した木)" は最もパーフェクトな結末をプレゼントするためだ。ポップ感が強いバラードナンバーであるこの曲で彼は "感性" とは何かを見せてくれる。私はこの感性を、持って生まれた才能と後天的努力が結合された最高の結果だと称したい。この他に "Misson" の延長線上で聴くと良い爆発力のあるシングル "Breath"、感性的なピアノのメロディーが思い出の箱を刺激する "アルミョンソド (知っているのに)" も必ず聴いて見なければならないトラックである。




[Tarantallegra] は実は多少危険性が存在するアルバムだ。多様なジャンルと試みが混在しているこの作品を "難解だ" と片付けることができるからだ。しかし一曲一曲を聴いてみなさい。試みを越えて存在するのは音楽に向かったキム・ジュンスの奥ゆかしい態度であり、音楽自体で疎通しようとする彼の努力だ。彼のレシピは明白な料理本で見つけられるのではない。彼だけの作法があり、彼だけの方式がある。アイドルの進化という言葉はここでは使わないでおこう。彼は以前から既にアイドルではなくアーティストに近かったから。 [Tarantallegra] は彼がなぜ最も注目されるアーティストであり、なぜ最も認めらるボーカルなのかを証明してくれるマスターピースだ。彼は絶えず進化している。今後もこのプロセスを止めないことであり、音楽的に見せられる全てのことを表現するために最善を尽くすだろう。 [Tarantallegra] は全てを物語っている。彼が見せてくれる音楽的力量はまだ終わらない。


文/音楽評論家 ノ・ジュンヨン
訳:Jpan Fan Cafe JYJ Their Rooms Staff sora

ノ・ジュンヨンさんの『In Heaven』レビューは→こちら



スポンサーサイト

コメント:

コメントの投稿


非公開コメント:

《 Wake Me Tonight 》発売日まで
プロフィール

xoxojyj

Author:xoxojyj
このブログは
【FanCafe JYJ THEIR ROOMS】
が運営しています。

彼らの真実と、ルーマ検証
彼らの言葉が聞こえる記事を中心に
まとめていきます

記事持ち出しについて
当ブログの記事はJYJファンブログへの持ち出しはOKです。 記事元URLや翻訳者名が記載されている物は、そこまですべて転載でお願いします。 SM所属芸能人を応援しているブログ等への持ち出しはご遠慮ください。
カテゴリ
最新記事
最新コメント
フリーエリア
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。